にきびホルモン療法(低用量ピル・スピロノラクトン内服)
にきびホルモン療法(低用量ピル・スピロノラクトン内服)
「低容量ピル」と「スピロノラクトン」を用いてにきびを改善する治療法で、にきびの原因である男性ホルモン(アンドロゲン)の産生を抑制します。成人女性のにきびに適応があります。
女性ホルモンの内服薬であり、経口避妊薬として使用されています。エストロゲン(卵巣ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が含まれています。
低容量ピルに含まれているエストロゲンは皮脂を抑制し、肌の水分保持を高める働きがあります。プロゲステロンは男性ホルモン作用を抑えます。
内服開始数ヶ月は一時的なにきび悪化がみられることがありますが、その後症状は著しく改善します。また、生理不順や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮内膜症、生理痛などの婦人科症状を緩和する効果や、女性型脱毛症の改善効果も期待できます。
50年以上前から低容量ピルは処方され、安全な薬として認知されていますが、内服のはじめはホルモンバランス変化による吐き気、頭痛、乳房痛、むくみなどの症状が出ることがあります。服用継続で症状は改善することが多いです。デメリットは、内服中止後の再発が高いことです。
ピル内服において血栓リスクあり、喫煙はさらに血栓リスクを上げるため必ず禁煙が必要です。
もともと高血圧の治療薬で利尿作用があり、男性ホルモン(アンドロゲン)を抑制する作用があります。
安全性の高い薬ではありますが、稀に血中カリウム上昇や腎機能障害のリスクはあります。比較的頻度の高い服作用は、不正出血(月経不順)、肌の乾燥、利尿作用、血圧低下などです。
ホルモン療法につき、必要に応じて婦人科診察をお願いさせてもらいます。
内服開始後も定期的な血液検査が必要です。
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